診療案内

一般内科診療

当院は総合内科として幅広い症状を診察しております。下記のような症状など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

一般内科診療
  • 風邪
  • 頭痛
  • インフルエンザ
  • 咽頭炎
  • 扁桃炎
  • 急性胃腸炎
  • 花粉症・アレルギー疾患
  • 便秘症 など

健康診断

一般健康診断

一般的な健康診断のほかに、柏市の健康診断、また人間ドックの結果について説明を実施しております。

特定健康診査

生活習慣病予備軍である「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」の発見を目的とした特定健康診査を実施しております。

健診の結果リスクが高いと診断された方には、栄養指導や運動指導を通じて、皆さまの生活習慣の改善を全面的にサポートいたします。

肺炎球菌ワクチン予防接種

肺炎とは
肺炎とは

肺炎の主な症状は、せき、発熱、たんなど、かぜの症状と似ているため「かぜをこじらせたもの」と考えられがちですが、実際はまったく異なるものです。

肺炎は、細菌やウイルスなどの病原体が、酸素と二酸化炭素のガスの交換を行う肺胞に感染して炎症を起こします。このガス交換に障害が生じると、息切れ、黄色などのたん、38度以上の発熱などの症状が長く続き、一般的なかぜよりも重い症状を呈します。特に体力の虚弱な小児や高齢者は注意が必要です。

肺炎予防に「予防接種」という選択

  • 肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎などの感染症を予防し、もし罹患した場合も重症化させない効果があります。ただし、肺炎球菌感染症の予防接種はすべての肺炎を防ぐものではありません。

    接種を推奨されている人

    以下に該当する方は、成人用肺炎球菌ワクチンの接種がすすめられています。

    • 65歳以上の方
    • 養護老人ホームや長期療養施設などに居住されている方
    • 慢性の持病をお持ちの方(呼吸器疾患、糖尿病、心不全、腎不全、肝炎や肝硬変などの慢性肝疾患など)
    • 免疫抑制療法を予定されている方
    • 脾臓摘出などで脾機能不全のある方

    柏市在住の方で対象となる方については、医療費の助成を受けることも可能です。詳細は柏市ホームページをご覧いただくか、ご来院の際に医師・スタッフまでお問い合わせください。

インフルエンザ予防接種

当院はインフルエンザ予防接種を実施しております。柏市在住の方で対象となる方については、医療費の助成を受けることも可能です。詳細は柏市ホームページをご覧いただくか、ご来院の際に医師・スタッフまでお問い合わせください。

他医療機関の紹介

より高度な治療が必要と判断した場合や、入院治療が必要な患者さまにつきましては、下記の連携医療機関に紹介いたしますので、ご安心ください。

他医療機関の紹介
  • 東京慈恵会医科大学附属柏病院
  • 柏市立柏病院
  • 松戸市立医療センター

高血圧とは

高血圧とは

高血圧とは、血管に通常よりも高い圧力がかかり、血圧が正常の範囲を慢性的に超えている状態を指します。重症になるまで自覚症状はありません。日本高血圧学会によると、日本では約4,300万人が高血圧で、患者数が最も多い生活習慣病です。

高血圧になると、動脈硬化の進行が早まり、脳梗塞・脳出血・心筋梗塞・狭心症・腎不全などの重篤な疾患につながる恐れがあります。早期発見・早期治療が重要です。

高血圧の原因

高血圧の主な原因は遺伝的要因と環境要因(生活習慣)で、具体的には食生活(塩分過多)、運動不足、喫煙などが挙げられます。

高血圧の治療法

ご家庭で、朝の血圧測定を習慣にしていただくことが大切です。月1回の来院時に血圧を測るだけでは、早朝高血圧など特に危険な状態を発見しにくいのです。早朝高血圧であることがわかれば、薬を飲む時間帯を夜に変えるなど、症状の抑制に効果的なアプローチが可能になります。

日内変動が少なく、患者さまが納得できる安全な血圧を保てるよう、管理していきましょう。

脂質異常症(高脂血症)とは

脂質異常症(高脂血症)とは

脂質異常症(高脂血症)とは、血液中の脂肪値が高い状態です。進行すると脳梗塞、脳出血、狭心症など重篤な病気を引き起こす恐れがあります。

脂質異常症に自覚症状はありません。また高血圧や糖尿病と違って、コレステロール値が高くても危機感を感じにくい患者さまが多い傾向です。ご自身の血管年齢を測定して、現実と向き合うことが治療の第一歩です。

脂質異常症(高脂血症)の原因

男性の場合は不摂生(食べ過ぎ・飲み過ぎ、運動不足、肥満、喫煙、ストレスなど)が影響している場合が多いです。特に内臓脂肪型肥満の方は注意が必要です。

動脈硬化が進行してから卵、肉の脂身、イカ刺しなどは禁止、という制限がかかってしまうと、患者さまの日々の楽しみが大幅に奪われてしまいます。残り何十年の人生を制限まみれにしないためには、早期の治療開始が必要です。

一方、女性の場合は、加齢に伴い女性ホルモンが減少する影響で、コレステロール値が上がってしまいます。ご自身の努力だけではどうしようもないケースのほうが多いでしょう。

この他、遺伝的な要因から起こる「家族性高コレステロール血症」もあります。

脂質異常症(高脂血症)の治療法

脂質異常症(高脂血症)の治療法

患者さまが無理なく継続できる食事療法・運動療法を指導したうえで、適切な薬を最小限に使用して、コレステロール値を下げる治療をご提案します。

食事療法だけではどうしても制限が多すぎるため、効果を実感しにくく、患者さまの治療に対するモチベーションが下がる恐れがあります。また、負荷が大きすぎる運動も、高齢になると続けることができません。現実に即した治療方法を選ぶことで、健康と患者さま自身の生活の幸せを両立していけるのです。

食事の際は、まずは野菜から食べましょう。野菜を食べる量を増やすためには鍋仕立てがおすすめです。葉物野菜、海藻、きのこ、こんにゃくなどをたっぷり入れた鍋を最初に食べてから、肉・魚、最後にご飯を半膳、という順番で食べます。栄養バランス管理と体重管理において簡単で効果的な方法です。

ご高齢の方の食事は、カロリーは摂取していても、低栄養価、低タンパク質になりがちです。豆腐、納豆、魚、肉の赤身を意識して食べ、卵は週2個までにしましょう。

糖尿病とは

2型糖尿病とは
2型糖尿病とは

2型糖尿病は血中の糖の値(血糖値)が高くなる病気です。体の中には血糖値を下げる働きのある「インスリン」というホルモンが分泌されていますが、糖尿病でインスリンが出にくくなったり、その働きが悪くなったりすると、血糖値が下がらなくなります。

糖尿病には1型と2型がありますが、大部分を占める2型糖尿病は、インスリン分泌不足という体質に加え、運動不足や暴飲暴食、高脂肪食、ストレスといった毎日の生活習慣の積み重なりで発症するとされています。

糖尿病は合併症予防が大事
糖尿病は合併症予防が大事

糖尿病の怖いところは、全身に様々な合併症を引き起こすことです。

治療せずに放っておくと、細小血管障害(神経障害、腎症、網膜症)、大血管障害(心筋梗塞、脳梗塞)、壊疽(えそ)など、日常生活に支障をきたす様々な病気を合併する可能性があるのです。これらの合併症を予防するために、早期の治療開始が大切です。

定期的な血糖値の測定や、各市町村で行われている特定健診、所属されている企業での健診など、体の状態を把握する機会を設ける事はとても重要です。当院では特定健診の実施はもちろんのこと、他の医療機関の検査で糖尿病を指摘された方からの相談も承っております。お気軽にご相談ください。

糖尿病のよくある症状

糖尿病は自覚症状がほとんどないため、気がつかない間に病状が進行してしまう怖い病気です。下記のような症状が出ている段階では、かなり進行していると考えられます。

  • 喉が乾く、水をたくさん飲む
  • 尿の量が増える
  • 体重が減る
  • 疲れやすい、だるい

糖尿病の治療方法

糖尿病の治療方法

2型糖尿病の治療は、まず食事療法のカロリー制限を重点的に指導します。男性の患者さまの場合、外食や飲酒の機会が多いことから、カロリー制限をなかなか守れない方も多いため、ご家族の協力を得ながら治療を進めていくこともあります。

基礎治療を行った上で血糖値が下がらない場合は、患者さまに一人ひとりに適した薬の治療を開始いたします。

糖尿病治療では、血糖値とヘモグロビンA1c値のコントロールを重視します。当院では、来院時に実施する採血のデータは翌日の夕方にはチェックできますので、異常があればすぐに患者さまにお電話でご説明することにより、適切な対処が可能です。

一方、糖尿病治療で忘れられがちなのが、低血糖の予防です。低血糖になると、最悪の場合は意識レベルの低下やせん妄といった症状を呈します。当院では糖尿病の患者さまにブドウ糖をお渡しして常に携帯していただき、またパンフレットを使って詳しくご説明するなど、低血糖予防を徹底しております。

慢性腎臓病とは

慢性腎臓病とは

腎臓は、血液のろ過と老廃物の排泄、体液の恒常性の維持、ホルモンの産生などを担う重要な臓器です。腎障害や腎機能の低下が3ヶ月以上続く状態を慢性腎臓病(CKD)と呼びます。

慢性腎臓病の程度は様々ですが、放置すれば腎臓の機能は落ち続け、最終的には慢性腎不全で血液透析・腹膜透析が必須の生活を強いられます。脳卒中、心筋梗塞などの命に関わる病気にもつながりかねません。また慢性腎臓病は、高血圧、心血管疾患、脳血管疾患などを引き起こしやすく、さらにこれらの病気は、慢性腎臓病を増長する要因となります。早期治療が重要です。

慢性腎臓病には自覚症状がありません。患者さまにとっては、将来的に慢性腎不全となり透析生活を強いられるリスクを実感しづらいかもしれません。透析生活は大変です。飲食量が制限され、水分は1日に1リットルも飲むことができません。透析のためにスケジュールが拘束され、家族にも負担がかかることもあります。また、全身の様々な合併症のリスクも高まります。このような生活を続けていくうちに、患者さまの気力に陰りが見えることも珍しくありません。

日本腎臓学会によると、日本の慢性腎臓病患者は約1,300万人です。これは成人の8人に1人という割合で、新たな国民病と言えます。誰にでも身近な病気であると認識して、早期発見・早期治療を心がけましょう。

慢性腎臓病の原因

慢性腎臓病のリスクが高いのは、次のような項目に当てはまるケースです。

  • 高齢である
  • 家族が慢性腎臓病である
  • 高血圧である
  • 健康診断で尿や腎機能異常を指摘された
  • 腎形態異常である
  • メタボリック症候群である
  • 高尿酸血症である
  • 鎮痛剤などの薬を慢性的に服用している
  • 過去に急性腎不全になったことがある
  • 膠原病、感染症、尿路結石などである

慢性腎臓病の治療方法

慢性腎臓病に特効薬はありません。まずは食事指導を徹底します。低タンパク食、塩分制限、十分な水分摂取を心がけましょう。当院ではタンパク質を2〜3割減らすことから始めていただいています。肉5枚を4枚に減らす、魚の切り身は一回り小さいものを選ぶ、納豆のパックは50gから40gに変えるなど、具体的な方法をお伝えいたします。

塩分制限は1日6〜7gが理想ですが、入院生活以外で達成できる方はなかなかいらっしゃいません。理想の摂取量を達成できないからと治療が嫌になってしまっては、本末転倒です。

当院では、現実的にできることからはじめましょうとお伝えしています。具体的には、塩、しょうゆ、ソースを減らし、食品にかけないで、小皿に注いで食品をつけるように食べ方を変えます。また、味付けにポン酢、お酢、わさび、こしょうなどを利用することもおすすめです。

血圧管理の面では、タンパク尿の有無などから適切な降圧剤を服用していただきます。また、高尿酸血症の方には、尿酸生成抑制剤で尿酸値を下げて腎機能の改善を図ります。

お気軽にご相談下さい

「食事制限が続かない」「何をすればいいかわからない」
などのお悩みはぜひ当院にご相談ください

診療時間 9:00~12:00 14:00~18:00 04-7164-1250
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